高専進路ガイド

専攻科と3年次編入を
5項目で総合比較

学費だけ、倍率だけで決めず、卒業後まで含めて比較します。自分が次の2年間で得たいものから逆算しましょう。

ヒグマ九州の高専出身/専攻科から旧帝大大学院へ進学

5項目のざっくり結論

専攻科は研究・費用・院進、編入は環境・大学生活・学部所属に強みがあります。

学費:専攻科が抑えやすい
環境変化:編入が大きい
研究継続:専攻科が有利
学部名の活用:編入が早い
院進:どちらからでも可能
大学生活:編入で経験しやすい
01 / OVERVIEW

結論:優先順位によって有利なルートが変わる

学費、試験、研究、就職、大学生活の全てで一方が勝つわけではありません。

費用を抑え、研究を続けたい専攻科寄り
環境を変え、大学生活を経験したい3年次編入寄り
修士・博士まで進みたいどちらも可能
学部卒で就職し、大学名を使いたい3年次編入寄り
02 / COST

学費と生活費

専攻科は、現在の住居や生活圏を維持できる場合、引っ越し費用や新生活費を抑えやすいです。

編入は、大学の授業料だけでなく、入学料、引っ越し、家賃、通学環境の変化まで含めて考える必要があります。

比較するときのポイント

授業料だけでなく、2年間の家賃・交通費・奨学金・アルバイト可能時間まで含めた総額で比べます。

03 / DIFFICULTY

入る難しさと、入った後の難しさは別

観点
専攻科
3年次編入
入試準備
校内基準や面接を中心に確認
大学別の筆記・過去問対策
競争
学校・専攻ごとに異なる
少ない募集枠に受験者が集まりやすい
入学後
環境に慣れており研究へ入りやすい
単位認定・授業・人間関係への適応

編入は受験時の負荷が見えやすく、専攻科は入学後に自分で成果を作れるかが重要です。

04 / CAREER

就職で見られるもの

学部卒で就職する場合、編入先大学の求人、推薦制度、大学名を利用できる点はメリットになります。

一方、大学院まで進学する場合は、最終的な大学院名、研究内容、スキル、発表経験が説明材料になります。専攻科から大学院へ進むルートでも十分に戦えます。

大学名だけでなく、「その環境で何をしたか」を話せる進路を選ぶ方が、就職活動では強いです。
05 / GRADUATE SCHOOL

大学院進学との相性

ADVANCED COURSE

専攻科から院進

研究実績を積みやすく、院試で研究経験を説明しやすい。新しい研究室ではテーマ変更への適応が必要です。

TRANSFER

編入先から院進

志望大学の研究室へ学部から接触しやすい。編入直後から単位・卒研・院試の準備が重なりやすいです。

06 / FOUR ROUTES

4つの進路パターンで考える

本科 → 専攻科 → 就職

費用を抑えながら研究実績を作り、専攻科修了で就職する。

本科 → 専攻科 → 大学院

研究を継続し、修士段階で希望大学へ移る。

本科 → 3年次編入 → 就職

大学生活と学部名を就職へつなげる。

本科 → 3年次編入 → 大学院

学部から大学環境へ入り、そのまま内部または外部の院を目指す。

最後は「次の2年間で得たいもの」で決める

進路名ではなく、2年間の時間を何へ使いたいかで比較します。

専攻科研究継続・費用・院進準備
3年次編入環境変更・大学生活・学部所属

書いた人:ヒグマ

九州の高専出身。専攻科を経て旧帝大の大学院へ進学。兄は同じ高専から旧帝大へ3年次編入。両方を近くで見た経験をもとに、高専生の進路選択について書いています。