高専進路ガイド

専攻科と3年次編入
どっちを選ぶべき?

兄は編入し院進、自分は専攻科から旧帝大へ院進。両方を近くで見てきた経験からそれぞれどんな人に向いているのかを整理していきましょう!

ヒグマ九州の高専出身/専攻科から旧帝大大学院へ進学
高専本科から3年次編入高専本科卒から環境を変えたルート
VS
専攻科から旧帝大院へ研究を続けて院進したルート

こんにちは、ヒグマです。

九州の高専を卒業し、専攻科を経て旧帝大の大学院に進学しました。

兄は同じ高専から大学へ3年次編入しています。

兄は3年次編入。自分は専攻科。

両方を近くで見てきた経験から、それぞれどんな人に向いているのかをまとめていくので自分はどっちに向いてるのか確認する機会にしてもらえれば嬉しいです!

01 / QUICK ANSWER

あなたはどっち向き?

まずは細かい説明を読む前に、自分に近い項目が多い方を調べてみてください。

研究・費用・院進を重視
専攻科向き
  • やりたい仕事がまだ決まっていない
  • 本科で始めた研究を続けたい
  • 学費をできるだけ抑えたい
  • 大学院から有名大学を目指したい
  • 修士や博士まで進学したい
環境・大学生活・学部名を重視
3年次編入向き
  • 高専とは違う環境で生活したい
  • 大学生らしい生活を経験したい
  • 学部から希望する大学に入りたい
  • 大学名を就職活動で生かしたい
  • 筆記試験に自信がある
同数だった場合は、「次の2年間で研究を深めたいか」「環境を変えたいか」のどちらを優先するかで考えると決めやすくなります。
02 / ADVANCED COURSE

専攻科が向いている人

将来やりたいことが、まだ決まっていない。

そんな人には、専攻科が向いています。

専攻科なら高専と近い環境で研究を続けながら、その先の進路を考えられます。

自分は行きたい企業や将来のビジョンが決まっていなかったこと、現在の研究が面白かったことから専攻科を選びました。当時は決断を先送りしただけとも言えますね...汗。

ただ本科1年+専攻科の2年間で国内発表3件(内 受賞1回)、国際学会1件と個人的には誇れる研究実績を作り、大学院進学につなげることができました!

専攻科は、ただ進路を先延ばしにする場所ではありません。

考える時間を確保しながら、研究や学会発表などの実績を積める場所です。

専攻科に向いている人を詳しく見る
03 / UNIVERSITY TRANSFER

3年次編入が向いている人

今の高専から環境を変えたい。

大学生として新しい経験をしたい。

そんな人には、3年次編入が向いています。

編入すると新しい授業や人間関係、サークル活動などを経験できます。学部の段階から希望する大学に所属できるのも大きなメリットです。

一方で編入試験は募集人数が少なく、競争が厳しい大学もあります。入学後も単位認定や授業への対応で忙しくなることがあります。

また詳細は以下でお伝えしますが成績次第で自分の好きな研究室に行けないかもしれません。

そもそも大学ではほとんどが4年からが研究の本番なので専攻科に比べると研究時間が1年短くなってしまいます。

それでも環境を大きく変えること、濃密な大学での研究は大きく価値のある選択だと思います。
3年次編入に向いている人を詳しく見る
04 / GRADUATE SCHOOL

有名大学を目指すなら、
編入だけではない

「旧帝大に行きたいなら、3年次編入するしかない」

そう考えている高専生も多いと思います.しかし大学院から旧帝大を目指す方法もあります。

3年次編入は募集人数が数名程度の大学もあります。その少ない枠に全国から受験者が集まることがあります。

一方で大学院入試では、研究内容や研究室との相性も重視されます。専攻科で研究実績を積んでから希望する大学院を受験する方法も十分に現実的です。

最終学歴を大学院修士博士にしたいなら、専攻科から院試を受けるルートも検討する価値があります。しかし、新しい研究テーマを1年遅れで始めるため同期に追いつくための努力が必要となります。
編入試験と大学院入試の違いを見る
05 / COMPARISON

学費・環境・研究・就職で比較

比較項目
専攻科
3年次編入
学費
抑えやすい 向く
大学によって差が大きい
環境の変化
小さい
大きい 向く
研究の継続
本科の研究を続けやすい 向く
研究室配属まで授業中心になりやすい
大学名の活用
大学院進学後に生かしやすい
学部段階から生かしやすい 向く
大学生活
高専に近い環境
サークルや一般大学の生活を経験 向く
学費・難易度・就職・院進をまとめて比較する

迷ったときの考え方

専攻科と3年次編入は、どちらが上という話ではありません。何を優先するかによって、向いている進路は変わります。

研究を続けたい専攻科
環境を変えたい3年次編入
学費を抑えたい専攻科
大学生活を経験したい3年次編入

まずは、自分がこの2年間で何を得たいのかを考えてみてください。

書いた人:ヒグマ

九州の高専出身。専攻科を経て旧帝大の大学院へ進学。兄は同じ高専から旧帝大へ3年次編入。両方を近くで見た経験をもとに、高専生の進路選択について書いています。